NHKあさイチ 介護

NHKあさイチ(3/13放送)で親の介護特集を見て

NHKあさイチ介護特集|初めての親の介護で役立つポイントまとめ

 

3/13(月)NHKあさイチで「ここが肝心!親の介護でつまづかない」が放送されました。

 

この日は国会中継のため通常より短い45分の放送時間でしたが、、介護経験者の私から見ても知らなかった部分が多く、介護に直面している方はもちろん、これから直面するかもしれない方にも役立つ情報がまとまった内容でした。

 

「知っていたらこうしたのに…」

 

「あさイチ」今回の内容は事前のアンケート調査により介護経験者から介護のスタート時、何に困ったり悩んだりしたのか?を参考に取材し、まとめたものだそうです。

 

実は、わが家でも7年前に私の父親が
心筋梗塞で入院退院自宅介護老人ホーム入居(現在)

 

という流れを経験し、今は週末の午後は顔を見に会いに行くといった生活を続けています。

 

自宅介護?それとも施設介護?

 

わが家同様に、健康状態によってはご自宅での介護では「むずかしい」あるいは「むずかしくなってしまった」といったその先の事も想定しておく必要もあるかと思います。

 

もしかすると、すでに

 

「ご自宅での介護なのか?」
「高齢者向け施設を利用するのか?」
という2つの選択肢で悩まれている方もいらっしゃるかもしれません。

 

2つのケースについて、

 

NHKあさイチの番組内容をベースに、介護をはじめる際の知っておくべき流れや情報についてまとめながらお伝えしたいと思います。

 

それでは、まずあさイチ3/13(月)の内容からご紹介しましょう。

介護を考えるべきタイミングはいつ?

「介護は突然やってくる」との言葉があるように、
@転倒事故
A病気やケガによる体調の急変
B認知症
によるものなどきっかけは様々です。

 

NHKあさイチ介護特集|初めての親の介護で役立つポイントまとめ

 

@転倒事故A体調の急変などはすぐにでも介護が必要だという事は分かりますが、Bの認知症に関しては一緒にお住まいの家族でも見過ごされている場合もあるので注意が必要です。

 

認知症だと思っていたら、実は「老人性うつ」という病気だったなんて場合もあります。
そんな場合でも実際に介護サービスを受ける事で気持ちが前向きになり症状が改善していったというケースもたくさんあるそうです。

 

老人性うつは、認知症と見分けがつきにくい病気でもあります。
喜びの喪失
意欲の低下
思考力の低下、
以上基本的なうつ病の症状が当てはまるのに加え、原因不明の身体的な症状を訴えるケースが多いのが特徴です。

 

いずれにしても、現実的に家族ではケアしきれないと感じたのなら悩みを放っておかず、介護サービスの利用を考えてみてもよいタイミングなのです。

 

「介護が必要かもしれない」と感じたら、以下の4つのステップを踏んで問題を解決して行きましょう。

介護を受けるまでの4つのステップ

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ステップ@地域包括支援センターに相談

地域包括支援センターとは介護に関する相談を受けてくれる施設で、実は中学校の学区に1つほどの割合でたくさんありますから、まず最初に相談してみることが一番です。(全国で4,300か所あります)

 

ここでひとつ気をつけたいのは別居している場合です。その場合、ご家族が住んでいる地域ではなく、親御さんの住んでいる地域の窓口に相談するという事になります。

 

地域包括支援センター(略して包括)の名称は地域や自治体によっても違います。
一例としてあげますと

 

いきいき支援センター(名古屋市)
長寿サポートセンター(江東区)
高齢者あんしんセンター(北区)
長寿あんしん相談センター(鹿児島市)
高齢者相談センター(練馬区)
ケア24(杉並区)

 

などがありますが、身近な包括の名称がわからない場合には役場に聞いて、該当する住所からどこへ行けばよいのか聞けば大丈夫です。

 

ステップA要介護認定

要介護認定は、その人にとってどれくらいの介護が必要なのか?実際に調査員の方が訪問して調べることから始まります。ちなみに申請も上述の地域包括支援センターで出来ます。

 

介護保険の申請は65歳以上の方が対象となりますが、老化を原因とした介護の場合は65歳より若くても使える場合もあるそうなので、まずは地域包括支援センターに相談してみましょう。

 

要介護認定は以下のように7段階に区分されます。

 

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図の矢印の下にいけばいくほど介護保険で使えるサービスが増えていきます。
介護保険の支払い自己負担は1割です。例えば要介護5の認定では、36,065円となっていますので、最大限度額で約36万円分のサービスを利用出来るというわけです。(2017年現在)

 

介護保険で使えるサービスには以下のようなものがあります。

住まいの設備や道具に関するもの
  • お住まいの家に歩行用の手すりを設置する
  • 歩行器や車いすの貸し出し
 など。

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人の訪問に関するもの
  • 家事を手伝ってくれる人の訪問
  • 看護師が健康状態を定期的に訪問してチェックする
  • 運動療養士によるリハビリ
  • 入浴の手伝い
 など。

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施設の利用に関するもの

(リハビリや入浴、趣味娯楽の催しが受けられる)

  • デイサービス…日帰りでの利用
  • ショートステイ…数日間宿泊できるサービス

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これらは代表的なサービスの一例で、他にも様々なサービスが利用出来ます。

介護認定調査の際は家族の存在や役割が大切!

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介護保険認定調査員の訪問で心得るべきことは?

介護認定を決定する前に介護保険認定調査員が自宅に訪問し、本人の心身の状態について面談調査を行います。

 

介護されるご本人では自分の状況を伝えにくい方もいるので日常生活をよく知っていてサポートできる家族の存在や役割がとても大切になってきますので、上手くサポートして調査員に伝えてあげましょう。

 

本人のプライドを傷つけてしまわない様に気をつける

たとえば、普段は歩行が困難なのに、本人にはプライドもあるので頑張って歩いてみせたりしまったり…なんて事も起こり得るそうです。調査員に見られていることでついつい頑張ってしまうのですね。

 

でもそんな時、「いつもは出来ないんですよ!」

 

などと本人のプライドを傷つけてしまう様な言い方はさけて、

 

「いつもは壁に手をついて歩いてたんじゃなかったっけ?」

 

と、さりげなく促して本人から言い直してもらうようにすると上手くいく事が多いようです。

 

親子だからこそ、ついついキツい言い方をしてしまったり…私自身思い当たることがたくさんあり反省することも、しばしばあります。

 

決してこの時だけでなく、本人は「まだまだ出来る!」という気持ちやプライドがある事を常に思い出して接してあげることを忘れないようにしたいものだと、今更ながら胸に刺さりました。

 

介護にかかる手間と時間をハッキリと伝える

他にも衣類の脱衣など普段の行動に困難があるなら、介護にかかる手間と時間を伝えます。

 

どのような介助を何回やっているのかを具体的に伝えましょう。

ボタンをとめてあげる手伝いをしているなら… 
回答例) 週4回程度です など

 

急に問われても答えられない場合は
助けが必要な動作はメモにまとめておくといいですね。

 

一緒にいる人がよりくわしく状況を説明することで、深く伝わります。

 

介護保険の認定が出たその後は?

介護認定が下りる前にサービスは受けられる?

 

無事調査も終わって、だいたい1ヶ月ほどで介護保険認定は下ります。ちなみに介護認定は郵送の通知書で送られてきます。

 

でもこの1か月間が待てない!という方も中にはいらっしゃるかも知れません。

 

こんな場合、今すぐサービスを使いたい場合は、前倒しで始めることも出来るそうです。

 

ただし、思ったよりも認定が低いと頭出しになった部分の負担が増えてしまう場合も考えられるので、そんな時は調査員など役所の専門家の方に相談してみるのがよいようです。

 

認定結果に納得がいかない場合は?

認定結果に納得がいかない場合には、不服申し立てというのが出来るそうです。

 

ただしその場合不服申し立てそのものが本当に正しいのかという審査がもう一度あります。申し立てが正しいと判断されたら、もう一度審査が始まるといったプロセスなので非常に時間が掛かってしまいます。こうして空白の時間だけが過ぎ去ってしまうと、本人と家族ともに負担が増してしまっては本末転倒にさえなりかねません。

 

ですから、一回受け入れて認定内で利用できるサービスを使いながら、やはりむずかしいと感じたら、区分変更というものもあるのでそちらの方が時間も掛からず簡単です。こちらも専門家に相談すれば手続きが出来ます。

 

入院中のタイミングで介護申請する家族が増えている

病気などで入院してしまい、退院後の介護が必要になると感じるケースも多くあるでしょう。

 

そんな時は、すぐに介護認定の申請をして、入院中に介護認定調査員に来て見てもらいましょう。入院中は病院の看護師さんも様子がよく分かってますから、状況をお伝えしやすいですね。退院した後もスムーズになります。

 

NHKあさイチ介護特集|初めての親の介護で役立つポイントまとめ

 

わが家の時は、病院の指導員の先生がこうした退院後のアドバイスをしてくださいましたので、入院中に認定調査員の方に来て頂き、後日納得のいく認定結果をもらえました。実際、そういった家族が急増していると番組でも伝えていました。

 

病院の先生への相談と連携を上手に取りながら、同時に進めていくことで、退院後の介護サービスがよりスムーズに受けられるようになります。

 

調査員の訪問調査は退院間際のタイミングで来てもらうのが一番よいと思います。

ケアマネ選びについて大切なこと

まずは事業者選びから

 

無事介護認定が下りましたら、次はケアマネージャー選びとなります。
ケアマネージャーとは介護利用者の視点で色々なプランを立ててくれる介護支援専門員のことで、介護機関との連絡調整なども行ってくれます。
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要介護認定を受けた時に、事業所のリストが渡されます。
ケアマネは事業所単位で数名ずつ所属しているので、まずは事業所選びが第一歩となります。

 

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事業所選びは渡されたリストから、まず一番近い住所からいくつか候補を選びます。
ケアマネージャーがその地域で担当できる上限の件数があるため、すべて引き受けてくれるとは限りません。空き状況の余裕をみる上でも候補として選んだ事業所に直接電話してみると間違いないです。

 

やはり人と人とは相性が大事。事業所に直接電話をしてケアマネさんとお話してみるのもひとつの方法です。

 

「説明をしっかりしてくれるのか?」
「相談を聴いてくれそうか?」
相性をみるためにも印象をつかんでおくといいでしょう。

 

相性などわからない場合には、あとからケアマネを変更したり、軌道修正も出来るので、まずはスタートを切ってみるのも大切です。

 

介護をスタートするまでの要点まとめ